質問1. どういうきっかけでレコード店を始めようと思われたのでしょうか？
元々なんらかの音楽の仕事に就きたくて、音楽専門学校を卒業し、バンドをやりつつ、CDショップでのバイトをしていたところ某レコードショップの店長と知りあい、引き抜かれる形でそのレコードショップで働くことに。そしてそのショップが倒産後、元々付き合いのあったバンドマンとともに起業し、未来の様々な仕事への広がりなどを見据えて、自身でレコードショップを開店することになりました。
質問2. 音楽にのめり込むことになったきっかけがあれば教えてください。
小学生の頃に香港映画、洋画にのめり込み、その主題歌などに興味を持ち、テレビの前にカセットデッキを置いて、それを録音したりしていました。あとは近所のレンタルレコード店に入り浸り、当時民放でやっていたビデオクリップ番組SONY MUSIC TVやPOP BETTY HOUSEやらをひたすら見るようになりました。
質問3. レコード店であると同時にレーベル『FLAKE SOUNDS』も運営されていますが、なぜレーベルを始めようと思われたのでしょうか？
バイヤー業務の延長で、いい音楽だと思ったやつをたくさん仕入れて、たくさん紹介したいな。という気持ちです、仕入れて紹介だと、自分の店の範囲なので、レーベルをやるともっと広くに届けられるかな。という気持ちで。
質問4. FLAKE RECORDSといえば、鮮やかなディスプレイと熱のこもったPOPが印象的で、何時間でも店内に居たくなるような魅力ある空間を作られていると思います。店内のこだわりについて教えてください。
全ての商品を僕を介して仕入れている、コメントを書いているということが、こだわりである感じですが、単に人不足ってだけかもですが、店的にはお客さんに手を差し伸べる、背中を押すって感じで、コメントや試聴を意識していたりします。従来のレコード店にある、レコードを各自で試聴できるシステムは取っておらず、こっちがこれいいよ。と提示する感じで、道しるべとしての試聴機の役割を考えています。買いたいもの、欲しいものを買いに来るというよりも、なんかないかな？っていう気持ちに応えられるように、知らないものを知ってもらうようにしたいという強い意識があります。
質問5. 買い付けや店内に並べる音楽について、どういう思いを持って選んでおられますか？
自身のアンテナに引っかかったものです。
質問6. 今年のレコードストアデイにはどのようなタイトルが並ぶ予定でしょうか？また、それぞれの作品の魅力について教えてください。
今年は国内リリースではあまり興味のある商品はありません。海外には多数オーダーしていますが、実際に何が届くかは現地のオーダー状況や、振り分けなどもあり未定なので届くまではなんとも言えません。
質問7. FLAKE RECORDSといえば、国内外の様々なアーティストが出演するイベントTONE FLAKESを行っておられますが、どうして積極的にイベントを行われるのでしょうか？きっかけもあれば併せて教えてください。
自身が見たいなと思って、じゃあ自分でやろう。という感じです。大阪という土地の意識もあります。お店にフィードバックできるような賑やかしになってたらいいなというのもあります。
質問8. また、多様なライブの転換DJも行っておられますが、DJを行う目的などがあれば教えてください。また、DJのセットリストを教えないことで体験としての音楽を提供しようとされているように感じましたが、DJを行う上での拘りなどがあれば教えてください。
基本的にはお店の宣伝です。フライヤーに名前が載ればいいかなと。
セットリストを教えないのは、あとでこれかけたぞ。っていうドヤ感がなんとなく恥ずかしいという自意識過剰な面があるのと、なんだろこの曲！っていう感情を持っていろんな音楽知って欲しいなというのがあります。今シャザムあるし、その場で探せばわかるのもあるけど、あの曲よかったなー、ってずっと頭の中で渦巻いてて、思いがけない時に、その曲と再会した時とかの嬉しい感情とか、経験値とかがあるのもいいのではないかなと。昨今そういうのもなかなか減ってると思うし、そういう機会になればと。が、ただ僕が意地悪なだけかもしれません。
質問9. 招聘活動も積極的に行っておられますが、来月に招聘されるAiming For Enrikeとの出会いを教えてください。また、彼らの魅力についても教えてください。
ノルウェーのフェスに行った時に、ライブを見て、かっこいいなと思ってたら、同じタイミングで、ノルウェーの友人からお前に紹介したいバンドがいるんだけど、って連絡もらったら、Aiming For Enrikeだったという縁です。彼らの魅力は圧倒的なアイデアを構築させた展開で、その再現力と自由度、圧倒的技術など、あらゆる部分を体感、目撃して欲しいです。
質問10. Aiming For Enrikeのツアーの共演者陣が素晴らしく、どの公演も違った魅力のあるものになりそうな雰囲気があって、とても楽しみになる内容だと感じました。どんな風に出演者を決められたのでしょうか？
イベントの共演者は毎回本当に意識してて、バンドとの相性や、お互いに刺激があったりとか、たった一回の繋がりとか、動員が見込めるだけとか、そういうのだと面白くないので、未来を見据えて意味のある共演にするように心がけています。
質問11. FLAKE RECODRSとして招聘する海外アーティストは、よく来日時に音楽FESに出演されることが多いですが、意識して出演を決めておられるのでしょうか？それによってどのような体験をアーティストとリスナーに与えたいと思っておられますか？
大型フェスに出れるわけではないですが、そこそこキャリアがあって繋がりもあるので縁とタイミングがあえば、プレゼンしたり、このタイミングでお前誰か呼んでないか？と誘いを受けたりです。洋楽フェスじゃなく（そもそも洋楽フェスなんてないけど）あえての邦楽メインの所にぶつけて、海外のバンドを聞くこと見ることが全然ハードル高いことじゃないよと。伝えたい意識もあります。
質問12. 以前、招聘活動やイベントについて“気持ちが続かなくなったら止めるけれど、今は気持ちを持ち続けられている”というような事をおっしゃっていたのを聞いたことがありますが、その原動力となっているものは何ですか？
反逆心。
質問13. あなたにとって音楽とは何ですか？
恋愛と結婚の邪魔をするもの。
質問14. 今の仕事が、あなたの人生にもたらしてくれたものは何ですか？
たくさんの好きな音楽。
質問15.これからレコード店を始めたいと思っている方や、音楽に携わりたいと思っている人に何かアドバイスがあればお願いします。
なんでもやってみてください。
----------------------------------- Answer from Takahiro Wada
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大阪の街の喧騒の中を、少し歩いてたどり着く堀江の一角。
ビルのエレベーターを登った先に、世界を覗ける不思議な扉がある。
それはFLAKE RECORDSの入口。
一足踏み入れて目を奪われる、色鮮やかなレコードとCDのディスプレイ。ひとつひとつ簡潔に丁寧に熱を込めて書かれたポップ。時間を忘れて聴いていたくなる試聴機に仕掛けられたおすすめの音楽。
このFLAKE RECORDSで行われるインストアイベントはまた格別だ。
昼間に消された電気の中、レコードに囲まれて聴く音楽は、別の国に迷い混んだような感覚と観た人すべてを虜にするような特別さで。
夜には、真っ暗な店内に差し込む光とライトに照らされ奏でられる演奏が、異世界にいるような極上さを味わわせてくれる。
そして、店を飛び出して行われる、点と線を大事に結んでいくようなTONE FLAKES。イベント出演者の組み合わせの妙が楽しく、素晴らしい音楽とともに見え隠れするストーリーにも心が動く。
いつ訪れても、世界中の素晴らしい音楽が溢れていて、ここでなら見つかる音楽が確かにあるところ。
知らずにいた世界。驚きと発見。思わぬ再会と感動。扉を開くだけで、世界中の色んな景色を見せてくれる場所。
死ぬ前までに何度でも訪れたいレコードショップ。FLAKE RECORDS。
世界をつなぐ扉は、その場所から。
いつでもどこへでも開かれている。
【Event】
TONE FALKES Vol.135 - NO AGE JAPAN TOUR 2019
■ 2019/5/4(sat.) @ Osaka / CONPASS
[OPEN/START] 18:00/18:30
[CHARGE] adv 3,000yen(別途1D) / door 4,000yen(別途1D)
[出演]
NO AGE
[TICKET]
チケットぴあ tel:0570-02-9999 ( P-コード 151-249 )※4/23より販売
ローソンチケット tel:0570-084-005 ( L-コード 54200 )※4/20より販売
イープラス※4/22より販売
FLAKE RECORDS（店頭）※4/20より販売
Aiming For Enrike JAPAN tour 2019 - TONE FLAKES Vol.134
■ 5月12日 (日) @ 東京 / AFTER HOURS TOKYO '19
[OPEN/START] 12:00/13:30
[CHARGE] adv 9,500yen(別途1D) SOLD OUT！
■ 5月13日 (月) @ 東京 / NINE SPICES
[OPEN/START] 18:30/19:00
[CHARGE] adv 4,400yen(別途1D) / door 4,900yen(別途1D)
[出演]
AIMING FOR ENRIKE
Yasei Collective
[TICKET]
■ 5月14日 (火) @ 東京 / FEVER
[OPEN/START] 18:30/19:00
[CHARGE] adv 4,400yen(別途1D) / door 4,900yen(別途1D)
[出演]
AIMING FOR ENRIKE
downy
[TICKET]
チケットぴあ tel:0570-02-9999 ( P-コード 145-898 )
ローソンチケット tel:0570-084-005 ( L-コード 72638 )
■ 5月15日 (水) @ 大阪 / UMEDA CLUB QUATTRO
[OPEN/START] 18:30/19:00
[CHARGE] adv 4,400yen(別途1D) / door 4,900yen(別途1D)
[出演]
AIMING FOR ENRIKE
Rega
WOMAN
[TICKET]
チケットぴあ tel:0570-02-9999 ( P-コード 145-854 )
ローソンチケット tel:0570-084-005 ( L-コード 55022 )
FLAKE RECORDS（店頭）
UMEDA CLUB QUATTRO（店頭）
■ 5月16日 (木) @ 広島 / HIROSHIMA CLUB QUATTRO
広島CLUB QUATTRO & STEREO RECORDS presents “VINE STREET VOL.13”
[OPEN/START] 18:00/19:00
[CHARGE] adv 3,900yen(別途1D) / door 4,400yen(別途1D)
[出演]
AIMING FOR ENRIKE
世武裕子
[TICKET]
チケットぴあ tel:0570-02-9999 ( P-コード 146-083 )
ローソンチケット tel:0570-084-005 ( L-コード 61507 )
エディオン広島本店プレイガイド
タワーレコード広島店
STEREO RECORDS
HIROSHIMA CLUB QUATTRO（店頭/販売は営業日の開場1時間前から終演後のみ）
■ 5月17日 (金) @ 京都 / GATTACA
[OPEN/START] 18:30/19:00
[CHARGE] adv 4,400yen(別途1D) / door 4,900yen(別途1D)
[出演]
AIMING FOR ENRIKE
MASS OF THE FERMENTING DREGS
[TICKET]
FLAKE RECORDS（店頭）
■ 5月18日 (土) @ 静岡 / FM STAGE
MINDJIVE Vol.31 - FIXED “Dear”release tour 2019 & Aiming For Enrike Japan tour 2019
[OPEN/START] 17:00/18:00
[CHARGE] adv 3,000yen(別途1D) / door 3,500yen(別途1D)
[出演]
AIMING FOR ENRIKE
MASS OF THE FERMENTING DREGS
FIXED
qujaku
and more(Shizuoka)
[FOOD]
R食堂
[TICKET]
メール予約 ( mindjive.event@gmail.com )
・保護者同伴に限り２名まで小学生以下入場無料
・高校生以下¥1000+1drink
■ 5月19日 (日) @ 金沢 / GOLD CREEK
noid presents 【Magical Colors Night】
[OPEN/START] 16:30/17:00
[CHARGE] adv 3,300yen(別途1D) / door 3,800yen(別途1D) / 学生 2,300yen ＊要予約（入場時学生証提示）
[出演]
AIMING FOR ENRIKE
MASS OF THE FERMENTING DREGS
CHIIO
noid
[TICKET]
チケットぴあ tel:0570-02-9999 ( P-コード 146-207 )
メール予約 ( magicalcolorsnight@gmail.com )
■ 5月20日 (月) @ 東京 / FEVER
[OPEN/START] 18:30/19:00
[CHARGE] adv 4,400yen(別途1D) / door 4,900yen(別途1D)
[出演]
AIMING FOR ENRIKE
[TICKET]
チケットぴあ tel:0570-02-9999 ( P-コード 145-898 )
ローソンチケット tel:0570-084-005 ( L-コード 72644 )
FLAKE RECODRS
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